清水建設は、超環境型オフィスとして設計・施工し2012年に営業を開始した中央区京橋の本社ビルについて、国連のCDMプロジェクトを通じて創出・獲得した排出権によりカーボン・オフセットし、カーボン・ニュートラルを実現しました。自社創出のCDMクレジットを活用した大規模ビルのカーボン・ニュートラル化は国内初となります。
すでに、国連の排出権登録簿に保有しているCO2クレジットから2,914トンを用いて、2013年10月から2014年9月までの間に本社ビルが排出したCO2総量をオフセットしており、本日、環境省の制度に基づき「カーボン・ニュートラル」の認証を受けました。
オフセット量の2,914トンは、環境省が策定した「温室効果ガス排出量算定・報告マニュアル」に基づき算出したものです。一方、活用するCO2クレジットは、清水建設がアルメニア共和国エレバン市、およびウズベキスタン共和国タシケント市の埋立処分場で進めてきたメタンガス回収のCDMプロジェクトにおいて創出したものです。
温室効果ガスの排出量を削減する建物の省エネルギー設計から、CO2クレジットの創出、クレジットの活用によるカーボン・ニュートラルまでを単独で行える企業は、国内では清水建設だけであり、世界的にも非常に稀な存在です。