地球温暖化を防ぐための新たな枠組みを話し合う国連の会議が年末、フランス・パリで開かれるのを前に、EU(ヨーロッパ連合)が6日、削減目標を国連に提出しました。
2015年は、京都議定書に代わる2020年以降の地球温暖化対策に関する新たな国際的な枠組みの合意期限で、年末にパリで開かれるCOP21(国連気候 変動枠組み条約第21回締約国会議)に向け、途上国を含む全ての加盟国は、3月中に、それぞれの削減目標を提出することが求められています。
こうした中、EUは6日、2014年10月に首脳会談で合意した、2030年までに温室効果ガスの排出量を「1990年と比べて40%削減する」とした中期目標を国連に提出しました。
削減目標の提出は、スイスに次ぐ2番目で、削減目標に関する議論が始まったばかりの日本にとって、いっそうの圧力となります。
(FNN)