J-クレジット活用事例紹介

ホームページのサーバー電力使用に伴うCO2排出量カーボン・オフセット

団体名:一般財団法人環境イノベーション情報機構
自己活動オフセット支援自己活動オフセット支援

課題

中小企業を中心とした、カーボンオフセットの普及支援

カーボン・オフセットの対象範囲

当財団で運営している「EICネット」で展開中の『森づくり宣言』プログラムに参加いただいている企業・団体の皆様を対象としています。森づくり宣言を実施することにより、会員の皆様が運営しているホームページのサーバー稼働によるCO2の排出を1口あたり年間0.5t(注1)オフセットします。サーバー24時間365日稼動した場合の想定電力消費量を元にすると、年間50%以上のCO2排出量(注2)に相当する量となります。

(注1)2011年度実績
(注2)サーバーのCO2排出量
データセンター向け省電力タイプのサーバー(インテルXeonプロセッサー)として算出しています。
年間CO2排出量(kg-CO2)= 200kWh(消費電力)×0.555kg-CO2/kWh(CO2排出係数)×24時間×365日=972.35kg
※電力のCO2排出係数として暫定的に0.555kg-CO2/kWhを用いて算出

カーボン・オフセット前の努力

当財団では「エコナビ」サイトの運営によるCO2排出量(1年間にサーバから排出されるCO2量は約1トン)についても、カーボン・オフセットを実施しています。また、節電によるCO2排出削減を行い、電力使用量を昨対比-8.7%(3,197KWh削減/年)1758.35kg(電力のCO2排出係数として暫定的に0.555kg-CO2/kWhを用いて算出)相当のCO2削減を行いました。

カーボン・オフセットへの取り組み

カーボン・オフセット認定証授与

中小企業は意欲はあっても、大手企業のように社員参加での「森林活動」や、自己活動、商品・サービスのカーボン・オフセットを自主的に行うことが人的・物理的・経済的に困難だという声が多く見受けられます。

そこでより多くの企業・団体が環境活動に参加できるよう「森づくり宣言」では、環境問題を「自分ごと」と感じ、できる事から主体的に実践活動を行いたいと検討した場合の受け皿として企画したものです。

「森づくり宣言」では、サーバー利用に伴うCO2排出量を森林吸収カーボン・オフセットし、参加企業・団体に、森林が大切なCO2の吸収源であること、削減しきれないCO2排出量は、カーボン・オフセットという手段があること、という「気づき」を提供しています。

森とのつながりを意識してもらうことで、低炭素社会づくりへの取組につながるよう「森づくり宣言」を推進しています。

カーボン・オフセット量

これまでに238トン(2018年3月末まで、今後も継続中)

カーボン・オフセットに使用したクレジット

  • 北秋田地域振興事業における上小阿仁村J-VERプロジェクト
  • 秋田県三種町有林森林CO2吸収J-VER事業 など

お客様の声

一般財団法人環境イノベーション情報機構理事長 大塚柳太郎様

ご担当者:一般財団法人環境イノベーション情報機構理事長 大塚柳太郎様

当財団で企画・運営する環境情報サイト「EICネット」は、環境問題について知りたい・取り組みたい人のためのサイトとして日本の環境情報サイトの草分けとなっています。

このサイトには、環境に関するありとあらゆる情報が掲載されています。環境トップランナーのインタビュー、環境に関する海外から国内のニュース、イベント情報、環境Q&A等、低炭素社会を実現する上での最新情報も知ることができます。

このサイトを通じて現在月間200万ページビューに相当する基礎的な環境に関する知識、情報を得た人たちが実践活動に移れるよう「森づくり宣言」を実施しています。

URL:https://www.eic.or.jp/eic/index.html

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