COP20 リマで開幕 温暖化軽減なども争点

 地球温暖化対策を話し合う国連気候変動枠組み条約第20回締約国会議(COP20)が12月1日、ペルー・リマで開幕しました。新たな温暖化対策の枠組み構築の交渉期限が来年末に迫る中、合意案の骨格づくりが焦点となります。会期は12日まで。

 新枠組みは、先進国のみに温室効果ガス排出量の削減を義務付けた京都議定書に代わるもので、2020年以降すべての国が参加します。各国は来年末にフ ランス・パリで開かれるCOP21での合意を目指し、早い国は来年3月までに自主的な削減目標を国連に提出することで合意しています。

 COP20では、各国の削減目標に盛り込む項目が主要議題となります。目標達成年や削減量のほか、既に起きている洪水などの被害への軽減(適応)策や資金など途上国への支援の目標を含めるかどうかが争点となりそうです。また、各国が提出した目標の妥当性を相互に検証し、目標を引き上げる仕組みについても議論します。

 COP20を前に主要国からは温暖化対策に積極的な取り組みの表明が相次いでいます。欧州連合(EU)は「30年までに1990年比で40%以上削減」▽米国は「25年までに05年比26~28%削減」▽中国は「遅くとも30年をピークに排出を減らす」と表明しました。一方、日本は東京電力福島第1原発事故を受け、エネルギー政策の議論が進んでいません。

毎日新聞

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