NEC 100万台以上の蓄電池の制御技術開発

 NECは、住宅やビル等に分散して設置された100万台以上に及ぶ多数の蓄電池や電気自動車(EV)の蓄電池をクラウドから充放電制御し、需要側の電力制御(デマンドレスポンス:以下、DR)を行うことで、電力事業者が、既存の電力系統と同等のリアルタイムな電力需給調整を実現する「仮想統合制御ソフトウェア」を開発しました。

 2012年7月に始まった「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」を契機として、今後、太陽光や風力等の再生可能エネルギーの大幅な導入拡大が見込まれています。再生可能エネルギーによる発電は天候に依存して発電量が急激に変化するため、導入拡大には、発電所の電力需給バランス調整機能の補強が必要です。多数の需要家の蓄電池を制御し、電力需給調整を行うリアルタイムDRは、本調整機能を補強する有望な仕組みの一つといえます。

 リアルタイムDRでは、再生可能エネルギーの活用時に求められる電力需給バランスの変動に合わせて、需要家の蓄電池の充放電をクラウド上のシステムから自動で制御します。

 今回開発した「仮想統合制御ソフトウェア」は、多数の蓄電池制御において、既存の電力系統と同等のリアルタイムな電力需給調整機能を実現するそうです。

 また蓄電池の劣化特性を考慮しながら適切な配分で充放電が可能なため、蓄電池の寿命は約2倍になるそうです。

 さらにこのソフトウェアは、自動デマンドレスポンスの最新規格に対応し、工場やビルなどの大口需要家だけでなく、複数の異なるアグリゲータ等が管理する蓄電池との連携による電力需給調整を可能にします。

 これらの技術により、電力会社・企業・家庭などの多数の蓄電池が連携し、既存の電力系統と同等レベルの電力需給調整が可能な、次世代電力システムを実現していくそうです。

NEC

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