東京五輪に向け 環境配慮の指針公表

K10035642011_1408051825_1408051834_01.jpg 2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、石原環境大臣は5日、環境への負荷の少ない大会とするため、温室効果ガスの削減やヒートアイランド対策に向けた当面の取り組みを盛り込んだ新たな指針を公表しました。

 石原大臣は5日の閣議後の会見で、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた環境省の取り組みについて公表しました。

 環境省がまとめた指針では、環境への負荷が少ない大会を目指すとしたうえで、温室効果ガスを削減するため、会場の移動手段として燃料電池で走る車両の技術開発を進めることや、震災の被災地で発電した再生可能エネルギーを大会会場で利用することなどが盛り込まれています。

 また、都市部の気温が郊外より高くなるヒートアイランド現象の対策にも取り組み、大会会場やマラソンコースとなっている皇居周辺などの道路に保水性の高い舗装材を敷いて体感温度を下げたり、沿道などに水を霧状にして噴射する装置を設置するなどしています。

 石原環境大臣は「6年後の東京五輪は真夏の大会で、選手や観客にとって熱中症への対策が重要となる。オリンピックの期間だけでなく継続して解決していけるよう、環境への負荷を抑える日本の技術をバックアップし世界にアピールしていきたい」と述べました。環境省は、この指針を来年度予算案の概算要求に反映させることにしています。

NHK

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