NASA 南極の氷床融解「限界越えた」

scn14051311470002-p1.jpg 南極大陸の一部で、温暖化する海の影響により氷床の融解に歯止めがきかなくなり、将来の大幅な海面上昇が避けられそうにないとする研究結果を、米航空宇宙局(NASA)などの研究チームが12日発表しました。【写真はNASA】

NASAの研究者は「南極の氷が将来崩壊しないで済む限界点を越えてしまった」と警告。IPCCが昨年、世界の平均海面が今世紀末に最大82センチ上昇するとの報告書をまとめましたが「上方修正が必要」と指摘しています。

  NASAは南極大陸西側氷床の構造変化を、レーダー衛星の観測データを使い分析。その結果、温かい海水が氷床の下に入り込んで氷が解ける現象が加速しており、支えを失った氷が海に浮いた状態になって、さらに融解が進む悪循環が起き始めていると指摘しています。

 南極の氷床が浮かんだ氷になってしまうとなると、「南極大陸」という表現がなくなる日が来るというですね。

産経ニュース

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