ワタミエコロジー、2014年5月からPPS事業に参入

 ワタミグループのワタミエコロジーでは2018年の発送電分離に向け、新電力(PPS)事業に参入します。

 これまで秋田の2000KW級の風力発電所3基に出資しているワタミエコロジーでは、1基目の風車から発電される電力を、電力と環境価値に分け、RPS法で電力のみ販売していました。

 しかし2012年の再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)が始まると、3基からの電力共に環境価値ごと売却しており、ワタミグループのCO2削減に寄与していない状態が続いています。

 同社は5月より、民間から電力を調達し、ワタミグループの一部の施設に電力供給を開始する予定。2018年以降に計画されている発送電の分離が実現された段階で、ワタミグループの電力の約20%相当をまかなうことが可能な自社の3基の風車とメガソーラーから発電される再生可能エネルギーを、ワタミグループの施設に使用する計画とのこと。

 ワタミグループは2004年から各店舗で電力の「見える化」などを進めており、2013年9月より、各拠点の電力使用状況に合わせて、適材適所で複数の電力事業者から調達する「電力部分供給」を実施してきました。

 これらの取り組みは、グループの「W‐ECOビジョン2020」で掲げるCO2 削減目標を達成するためのもので、今回の参入により、自社で運用する再生可能エネルギーを将来的に自社の施設に使用する仕組みを構築することで、日本の再生可能エネルギーの普及を目指すとしています。

ワタミ株式会社(PDF)

 

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