生ごみでバイオマス発電 豊橋市内で社会実験

豊川バイオマスパーク構想.jpg 豊橋技術科学大や県、豊橋市などの研究プロジェクトチームは、市内にある県の下水処理施設「豊川浄化センター」で来年5月から2カ月間、市内の一般世帯から排出される野菜くずや残飯といった生ごみを分別収集し発電する社会実験をします。収集方法や発電量などを検証し、バイオマス(生物由来資源)のさらなる活用に生かすとのこと。【写真:豊川バイオマスパーク構想  中日新聞】

 実験に協力してもらうのは、豊橋市前芝地区の385世帯。住民の協力も受けて生ごみを分別収集する実験は珍しく、発電に利用する社会実験は県内初とみられます。

 豊川浄化センターでは2011年度から、豊橋、豊川、蒲郡、新城の四市から集めた下水汚泥を使ったバイオマス発電の研究が始まっており、今回収集 した生ごみを汚泥とともに発酵させ、発生するメタンガスを使って発電させます。電力はセンター内にあるトマト温室栽培の照明や温度管理に使用するとのこと。

 プロジェクトチームが今年8月に実施した調査によると、前芝地区では可燃物の38%を生ごみが占めており、385世帯からは1回の回収で540キロの生ごみが集められると想定します。

年間の収集量に換算すると56トンになり、これらをもとに発電すると総発電量は8430キロワット時と見込まれ、一般家庭2世帯分の年間消費電力に相当するといいます。

 社会実験では、生ごみの効率的な分別収集の方法や実際の収集量、見込み通り発電できるのかなどを検証し、結果を公表するとのこと。

(中日新聞)

 

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