川崎で国内最大級バイオマス発電プラントを受注 

 JFEエンジニアリング株式会社が、国内最大級のバイオマス発電プラントのEPC(設計・調達・建設)業務を、昭和シェル石油株式会社から受注したと発表しました。

 受注したのは、昭和シェル石油が川崎市川崎区扇町の製油所跡地で新たに計画しているバイオマス発電プラントです。このプラントは木質ペレットやパームヤシ殻を燃料として発電を行うもので、発電規模は49MW、年間発電量は約300,000MWh(一般家庭の約83,000世帯の年間消費量に相当)で国内最大級のバイオマス発電となります。発電した電力は再生可能エネルギー買取制度により全量売電される予定です。

 昭和シェル石油では、当地における新たな発電事業を計画し、これに対しJFEエンジニアリングは、循環流動層ボイラ発電システムによるバイオマス発電を提案。今回、昭和シェル石油のバイオマス発電の事業化決定にあたり、JFEエンジニアリングのプラントが、同規模の発電システムの中で最も高効率で経済的であることや川崎市の厳しい環境規制に対応できる点などが評価され、今回の受注に至りました。

 循環流動層ボイラは、燃料と流動媒体を高速の燃焼空気によって混合、流動化させながら燃焼を行なうシステムです。JFEエンジニアリングはこれまでに、国内で初めて木質 チップやPKS専焼のCFBボイラを建設しており、また建設廃材、廃プラスチック、タイヤチップなど多様な燃料を混焼するCFBボイラの建設実績も数多く 有しています。こうした実績に基づく技術・ノウハウを活かし、2015年12月の稼動開始を目指して建設を進めていくとのこと。

 再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)の施行から1年が経過し、全国各地でバイオマス発電プラントのニーズが高まりをみせています。

(JFEエンジニアリング株式会社)

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