「今年の地球資源は使い尽くした」、環境NPO

 国際環境NPO、グローバル・フットプリント・ネットワーク(GFN)は20日、人間による自然資源の消費量が、地球が一年間に再生産できる量をほぼ超えた日「アース・オーバーシュート・デー」であると発表しました。その責任は中国、米国、カタールが負うところが大きいといいます。

 GFNは、「たった8か月あまりで、人間は地球が今年再生できる分の自然を使い尽くしてしまった」とのプレスリリースを発表。「今年の残りの月日は、超過分に相当する。私たちは魚や木などの資源を消費し、CO2などの排出物を大気中に蓄積させながら、環境的赤字を積み重ねていくのだ」と述べました。「アース・オーバーシュート・デー」は年々早まっており、今年は昨年2012年に比べ3日、一昨年の2011年と比べると7日早い到来となりました。

 「アース・オーバーシュート・デー」は、人間が地球の許容量を超えて資源利用していることを一般の人々に広く知らせ、改善をうながすことを目的に、GFNが毎年設定しているもので、人間の自然資源に対する需要と環境への圧力をしめす「エコロジカル・フットプリント」のデータを基に、日にちを算出しています。

 GFNによると、中国のエコロジカル・フットプリント(人間が消費する資源量を示す指標)は国民1人当たりでは欧州や北米ほどではありませんが、総量では世界最大だといいます。世界中の人が中国国民の一般的な生活様式で暮らすと、地球1.2個分の資源を使うことになります。同様に、米国の生活様式では地球4個分、カ タールに至っては6.5個分になるといいます。

(AFPBB NEWS) (WWF Japan)

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