JX日鉱日石エネルギー、米太陽電池大手と提携へ 国内独占販売目指す

元売り最大手のJX日鉱日石エネルギーは10日、米太陽電池大手のファーストソーラー(FS)社と、市場価格より3割程度安い高効率な太陽電池の日本での独占販売権の取得に向けて協議を始めたと発表しました。2014年度後半の販売開始を目指します。

 ファーストソーラーは、JXエネルギーが筆頭株主になっている米国の太陽電池ベンチャー、テトラサン(カリフォルニア州)の技術を利用して生産します。テトラサンは、結晶シリコン系高効率太陽電池セルを低コストで製造する独自技術の開発を行っています。JXエネルギーは2009年にテトラサンに出資し、研究開発活動を支援してきました。
 今回、テトラサンの技術による結晶シリコン系太陽電池セルの生産工程の確立にめどが立ったため、世界有数の量産技術を持つファーストソーラーが主導して早期に量産化することになりました。ファーストソーラーが製造を受け持つ形となり、ファーストソーラーはテトラサンを買収するというかたちで、テトラサンとJXエネルギーを含む株主と合意しました。

 JXは同太陽電池の日本での独占販売権の取得を目指して協議を進めるとのこと。同日会見したJXの西島弘也常務執行役は、自社で製造せずFS社に量産を任せることについて、「勝ち組に乗るのがベストだ」と説明しました。

 JXは太陽光発電の販売・発電事業を新エネルギー事業の重点分野と位置付けています。特約店を通じた同太陽電池の販売に加え、自社の大規模太陽光発電所(メガソーラー)にも採用、建設コストの削減につなげます。

(MSN産経ニュース) (EICネット)

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