2012年9月アーカイブ

 カナディアン・ナショナル鉄道はこのほど、2両の電気式ディーゼル機関車を安価で公害の少ない天然ガスで動く機関車に改良し、試験を実施していることを明らかにしました。
 経済産業省は今月26日、8月末時点の再生可能エネルギーの導入状況を明らかにしました。7月にスタートした固定価格買い取り制度の対象に認定された発電所の出力は130万キロワットに上り、制度開始2カ月で原発1基分相当を確保したとのこと。
バイオマス 旭化成.jpg 旭化成ケミカルズは主力拠点の延岡地区(宮崎県延岡市)で、木質バイオマス発電の稼働を開始しました。 25日に現地で竣工式を行いました。【写真:旭化成のバイオマス発電設備  Sankei Biz】

ガソリン水素混合自動車.jpg 情報システム開発・販売を手がける「ITカーズ」は9月25日、世界初となる水素とガソリンを燃料とする「ガソリン混合水素エンジン自動車」へのコンバージョン(機能変換)キットを開発したと発表し、車検をクリアした搭載車を公開しました。年内の一般販売を目指すとのこと。【写真:ガソリン混合水素エンジン自動車の高圧水素タンク部分  MSN産経ニュース】

+ESDプロジェクト.gif 「持続可能な開発のための教育(ESD)の10年」を総括する国際会議が2014年に日本で開催されることが決まりました。これは環境破壊や紛争などを防ぐ社会を目指して人材を育成する国連のプロジェクトです。国際的な取組として、現在ESDは各国で進められています。【写真:+ESDのロゴマーク】





ウルトラマン 植林.jpg 認定NPO法人環境リレーションズ研究所が、森林再生と地域振興を目的としている「Present Tree」プロジェクトに株式会社円谷プロダクションが協力し、飛騨高山の植栽地の一画を「ウルトラマンの森」として苗木の里親募集を実施、11月18日(日)に第1回目の植樹イベン トが開催されることとなりました。
【写真:ウルトラマンの植林証明書  円谷プロダクション】

 今月20日、宇宙航空研究開発機構は北極海の海氷面積が、349万平方キロ・メートルになったと発表しました。1978年に観測を始めて以来の最小記録を更新したとのこと。
 政府は19日午前の閣議で、2030年代の原発稼働ゼロを目指す「革新的エネルギー・環境戦略」を参考文書として扱い、閣議決定は事実上見送ることとなりました。原発ゼロに反対する経済界や米国、原発を抱える自治体の意向に配慮したとのこと。
CCSプラント 三菱重工.jpg 三菱重工業は今月14日、米電力大手のサザンカンパニーと共同で進める石炭火力発電所に併設した二酸化炭素回収・貯留 (CCS)プラントの実証試験で、回収したCO2の地下注入を開始したと発表しました。【写真:アラバマ州でCO2貯留を開始したCCSプラント  電気新聞】

 環境省は、2013年2月6日に東京国際フォーラムにおいて「カーボン・マーケットEXPO 2013」を開催すると発表しました。変わりゆく市場メカニズムを活用した地球温暖化対策の形を自社のビジネスやCSR活動等に活用することを目的とする催しです。
 政府がとりまとめを急ぐ中長期のエネルギー・環境戦略に、鉄鋼業界が警戒感を高めています。政府・民主党が原発依存率について「ゼロ」へ傾く動きのなか、 電気料金の上昇が電炉などの経営に大きく響くことを懸念しています。
ラッコ.jpg カリフォルニア州沖で、ウニを器用に食べるラッコ。最新の研究から、地球温暖化の緩和に一役買っている事実が明らかになりました。【写真: National Geographic】

東京ガス.jpg 今月10日、東京ガスは熱と電気を効率的に供給する「スマートエネルギーネットワーク」の実証実験で、最新の複合システムを使用した場合、従来型機器の使用時よりも、CO2排出量が35.8%削減できたと発表しました。【写真:東京ガスの実証実験施設=東京・南千住  MSN産経ニュース】

 9月4日、低炭素化促進法における認定省エネ住宅の基準を決める1回目の専門会議が経済産業省本館で開かれました。
オイルサンド.jpg 英蘭系メジャーのロイヤル・ダッチ・シェルは、 カナダで次世代エネルギーと期待されるオイルサンド(油砂)からCO2を回収する「クエスト(Quest)」プロジェクトを実施するとのこと。世界初のオイルサンドでの大規模CCSプロジェクトとなります。
【写真:カナダ西部アルバーダ州にあるオイルサンド  ecool】

クールベジタブル.jpg 今月1日、亀岡市内の農家有志がCO2の排出を減らす農法で育てた野菜「クールベジタブル」の販売が市内のスーパーマツモト荒塚店の特設コーナーで始まりました。価格は一般の野菜とほぼ同価格で、栽培者は「環境への貢献という付加価値をアピールして、普及させたい」と意気込んでいます。
【写真:クールベジタブルが並ぶ特設コーナー  京都新聞】

洋上風力発電.jpg 今月4日、東芝や日立造船、JFEスチールなど6社は、共同で洋上風力発電事業に参入すると発表しました。 特別目的会社(SPC)を通じて発電設備を整備し、電力会社に電気を販売します。【写真:東芝や日立造船が共同参入する洋上風力発電のイメージ  MSN産経ニュース】

エネルギー・環境会議.jpg 政府は今月4日、エネルギー・環境会議を開き、将来的に原発ゼロを目指す場合の課題を検討しました。2030年に原発ゼロにする場合、代替の再生可能エネルギーの普及に約50兆円の投資が必要なうえ、電気代を含む家庭の光熱費は22年比でほぼ倍増、月額3万円を超すとし、国民負担の重さが改めて確認されました。原発比率を15%とする場合でも40兆円の投資が必要と見込んでいます。【写真:SankeiBiz】

 日本政府は、2013年度に新たな「2国間オフセット・クレジット制度」を本格展開する方針を決めました。特定の発展途上国の地球温暖化対策を支援する見返りに、結果として得られるCO2の削減量を日本の削減分として算入できる仕組みです。タイのバンコクで開催中の気候変動枠組み条約の会合で、制度を各国政府に説明しました。
北九州 貸出公用車.jpg 北九州市は1日、公用車として使っている電気自動車(EV)3台と、電気モーターとエンジンを併用し、家庭用電源から充電できるプラグインハイブリッド車(PHV)2台を、土、日曜、祝日に無料で貸し出す「カーシェアリング」事業を始めました。来年1月末まで。【写真:読売新聞】

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