東電に「地球に最も悪影響」賞授与 独環境団体

 世界で最も環境破壊を行った企業に毎年「ブラックプラネット賞」を贈っているドイツの環境団体「エテコン」が6月25日福島市内で記者会見し、「2011年に地球に最も悪影響を与えた企業」として東京電力に「ブラックプラネット賞」を授与すると発表しました。
 同基金は06年から、地球環境に貢献した人や団体に贈る賞と同時に、環境破壊を招いた企業や責任者を批判するブラックプラネット賞を公表しています。ケー ラーシュヌラ会長らは27日の東電の株主総会の会場を訪れ、黒く汚れた地球儀を模したトロフィーを東電の新旧社長らに贈る考えといいます。

 アクセル・ケーラー・シュヌラ会長は会見で「東電は利益優先のため、原発に欠陥があるのを知りながら対策をしてこなかった。人災を起こした経営者、大株主、原子力ムラの人々みなに贈りたい」と選考理由を説明。会長らメンバー4人は東電株の保有者ですが、東電側は「株主名簿に載っていない」と総会出席を拒んでいるといいます。

 エテコンの同賞はこれまでに、メキシコ湾で原油流出事故を起こした英石油会社BPなどが「受賞」しています。

(毎日新聞) (朝日新聞)

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