再生可能エネルギー投資、初めて化石燃料抜く  温暖化対策に追い風

 新規の発電施設への投資で、再生可能エネルギーが初めて化石燃料を上回り、金融危機に伴う停滞と国連の地球温暖化防止に向けた協議の行き詰まりの打開につながる兆しが示されています。
 ブルームバーグ・ニュー・エナジー・ファイナンスが最新のデータを利用して実施した算定によると、風力や太陽光、波力、バイオマスによる発電事業に投資された資金は昨年、1870億ドル(約14兆5000億円)に上り、天然ガスと石油、石炭向けの1570億ドルを上回りました。太陽光や風力発電装置の設置の加速で機器の価格が下落し、クリーンエネルギーの石炭との競争力は高まっています。

 国連環境計画(UNEP)のアヒム・シュタイナー事務局長はインタビューで「再生可能エネルギーの進展は驚異的と言うほかない。経済・金融危機のさなかに、投資は過去最高水準に達している」と指摘しました。調査結果では、温暖化ガス削減に向けた世界的な合意が達成されていなくても、世界は再生可能エネルギーの消費拡大へと移行していることが示唆されていると、としています。

ブルームバーグ

日本において考えると、再生エネルギーの採算性、特にバイオマス発電についてはまだまだ程遠いのが現状かと思います。普及を加速化するべく有効な政策や助成制度の充実を期待します。

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