東京都 グリーン電力証書の試行的販売

都は、CO2排出量の大幅削減に向け、平成22年4月から大規模事業所に対する温室効果ガス排出総量削減義務と排出量取引制度 (キャップ&トレード制度)を開始しました。都及び財団法人東京都環境整備公社は、この円滑な排出量取引を推進するため、オフセットクレジットとして活用できるグリーン電力証書を下記の内容で試行的に販売しますので、お知らせします。
都の制度の対象事業者は、自らの事業所での削減に加え、他の大規模事業所における超過削減量や都内中小クレジット、再エネクレジット、都外クレジットを取得して削減義務に活用することができます。

今回のグリーン電力証書の試行的販売は、円滑な排出量取引を推進するのが狙いとのこと。来年度以降については、グリーン電力証書に加え、都内中小クレジットの販売を開始する予定だそうです。

今回販売するのは、住宅用太陽エネルギー利用機器導入促進事業によるグリーン電力証書。販売量は、合計1,000t-CO2?2,000t-CO2程度。販売時期は平成24年1月下旬?2月上旬頃。販売者は東京都環境整備公社。具体的な購入手続等については、平成23年12月頃に公表する予定。

東京都

グリーン電力は既に民間でも販売されているので、東京都は、中小クレジットや都外クレジットなどの取り揃えに対応していかないといけませんね。これは来年度以降になるそうですが、キャップの対象となる大規模事業所に、選択の幅を用意することも、制度の円滑な運用に欠かせないと思います。

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