セブン-イレブン/地中熱利用の店舗、実験開始

20111024seven.jpg セブン-イレブン・ジャパンとJFEエンジニアリングは10月から2014年2月まで、今冬に関東地区と京都府、九州地区にオープン予定のセブン-イレブン3店に、地中熱利用空調システムを導入し、熱エネルギー計測技術の共同実証を行います。
 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から、再生可能エネルギー熱利用計測技術実証事業(地中熱利用計測技術)を両社で受託したことにより、地中熱空調の有効性と将来の「グリーン熱証書」活用に向けた実証を行うもので、コンビニエンスストア店舗で、国内初のモデルケースとなるといいます。
 実験では、地中からの採熱量に関する簡易的計測方法の確立、建物支持鋼管杭を地中採熱管として利用し、導入費用の低減をはかった設備の店舗への適合性、有効性やグリーン熱証書取得の経済性を検証します。
 地中熱空調利用システムは従来のエアコンと比較して、消費電力とCO2排出量を削減できます。地中熱利用空調システム「ジオトピア」を導入することにより、店舗の空調における消費電力とCO2排出量は従来のものと比較し、約30%の低減が見込まれるといいます。
 
地熱の資源量では日本はインドネシアと米国に次いで世界3位ですが、発電能力では8位と世界の中でも地熱の分野は出遅れています。これには国が支援を怠ってきたという点もありますが、地熱利用が可能な場所が国定公園に指定されていたりと、制約も多いようです。折角の恵まれた資源ですから、法整備と研究支援策によって有効利用されることを期待します。
 

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