日産、省エネ型運搬船を導入 CO2排出を年2500トン削減

 日産自動車は強風下でも風の抵抗を抑えてスムーズに運航できる省エネ型の自動車運搬船を導入しました。船首部が半球状の形をしており、風圧抵抗を従来より最大50%減らせるそう。年間最大800トン分の燃料を節約でき、CO2排出量を年2500トン削減するのに役立つといいます。
 運搬船を建造したのは、旭洋造船(山口県下関市)。全長約140メートル、全幅約22メートルで、最大2千台の自動車を搭載できます。22日に下関で日産側に引き渡されました。今後、日産専用船(東京・中央)の欧州子会社が日産の英国やスペインの工場で作った自動車を北欧やロシアなどに運ぶのに使うそうです。

 流線形の独特の船形にしたことで、風の強い北海付近の航海時に特に燃料節約の効果が期待できます。50センチメートルほどの厚みの氷なら突っ切って進めるといいます。来年3月には同様の省エネ船の2隻目が引き渡される見込み。

 欧州に向かうため、25日に横浜市内の日産が保有する埠頭で電気自動車「リーフ」など約900台の自動車を積み込んで出港、来年1月下旬に英国の港に到着する予定です。

(日本経済新聞)

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