COP16京都議定書扱い焦点に メキシコで閣僚準備会合

 今月末にメキシコ・カンクンで開かれる気候変動枠組み条約第16回締約国会議(COP16)を前に、メキシコ市で閣僚級の準備会合が5日に開かれ、先進国の温室効果ガス削減目標を定めた京都議定書の枠組みを、2013年以降も続けるよう求める意見が発展途上国などから相次ぎました。

 これに対し、日本やカナダ、ロシアは「先進国のみが義務を負う枠組みの延長は認められない」と反対姿勢を表明。締約国会議で議論の焦点になりそうです。

  会合には約50カ国が参加し、議定書に定めのない13年以降の枠組みや途上国支援について意見交換。交渉が進まないため13年以降に削減目標の「空白期 間」が生じる恐れがあることから、暫定的に議定書の削減目標を延長するのを検討するよう求める声が途上国から出て、欧州連合(EU)も同調しました。

 日本やカナダ、ロシアは「議定書の枠組みは世界の排出量の27%しかカバーされておらず不十分」と反対。議定書を未批准の米国は静観の構えでした。

(東京新聞)


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