九大と京大、CO2吸収する薄膜開発 5年後実用化へ

 京都大学の北川宏教授と九州大学などの研究チームは、CO2や水素などの気体分子を吸収できる膜の開発に成功したそうです。金属と有機物からなる格子状の膜で、工場などで大量に排出されるCO2を原料として再利用しアルコールなどを合成できるとのこと。企業と組んで5年後を目標に実用的な技術に改良するようです。
 開発したのは、「多孔性金属錯体」と呼ぶ材料でできた薄膜。多孔性金属錯体は金属と有機物で構成され、ジャングルジムのような構造をしています。

 膜には直径0.5~1ナノ(ナノは10億分の1)メートルの穴があいています。膜の原料を溶かした水溶液に金属やセラミックスの基盤を漬けるたびに穴のあいた膜が約1ナノメートルの厚さで1層ずつ積み重なっていきます。

 この膜を使うと、気体に含まれるCO2や水素の分子を穴の中に取り込めます。そこに電気や光などのエネルギーを与えると、穴の中で反応が起こりアルコールなどの化学品を作れるそうです。処分方法が問題のCO2を化学品の原料として有効活用できるようになります。

 科学技術振興機構(JST)の研究計画での成果。さらに新エネルギー・産業技術開発機構(NEDO)のプロジェクトで昭和電工、東洋紡、クラレ、昭栄科学工業などと組み、この膜を石油化学プラントで利用する実用化研究を進めるそうです。(日本経済新聞)

 排出してしまうCO2を有効利用しようと、各企業や各機関が開発・研究を進めています。この技術が生かされるよう、研究チームと企業がタッグを組んで実用化に向け技術改良を進めていってほしいと思います。



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