住宅版エコポイント制度を創設へ

 国土交通省、経済産業省及び環境省は15日、エコ住宅の建設やリフォームに対して住宅版エコポイントを発行する「住宅版エコポイント制度」のポイントの発行対象を発表しました。

 エコポイントの発行対象は、新築では省エネ法のトップランナー基準相当の新築住宅と省エネ基準を満たす木造の新築住宅。リフォームでは、内窓の設置や複層ガラスへの交換、外壁や天井などへの断熱材の施工といった断熱改修を行った住宅。
 新築は今月8日以降、リフォームは来年1月1日以降に着工し、補正予算の成立日以降に工事が完了し、引き渡されたものが対象になるとのこと。
 ポイントの発行方法や還元方法など、制度の詳細はまだ決まっていませんが、新築なら30万ポイント程度、リフォームなら15万ポイント程度になる見込みなんだとか。


 建物の省エネは最近世界的にも取り組みが進んできており、EUは2021年以降に新築する住宅やオフィスビルなどについてCO2を排出しない「エコ建築物」とするよう義務付ける制度の導入に向けて動き始めています。
 日本はこの分野の取り組みがとても遅れているので、EUに負けない力強い政策を導入してほしいところではありますが、とりあえずは一歩ですね。ぜひ単なる景気対策では終わらない、実効性のあるエコポイント制度にしてほしいと思います。

 

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