排出枠3000万トン購入 政府、ウクライナと合意

 政府は、18日温暖化ガスの排出枠をウクライナから3000万トン購入することで同国政府と合意したと発表した。

京都議定書でウクライナに割り当てられた初期割当量(AAU)の一部を移転する。

ウクライナはスペインなどにもAAUを売却しているが、これほど大規模な取引は世界でも初めてだそうだ。
 京都議定書の目標達成に向けて、政府は1億トンの排出枠を取得する計画である。

今回の取引だけで、その取引の3割を達成するんだとか。取得価格自体は明らかにしていない。

 AAUは、実際に温暖化ガスの削減事業を実施する従来の排出枠よりも割安とみられる。
一方で、取引の実績が少ないことから電力会社などの企業は利用に二の足を踏んでいた。

政府が大規模な取引をしたことで、今後、排出枠の追加取得が必要な企業が購入に踏み切る可能性もありそうなんだとか。

 政府は昨年7月から交渉を続けていて、
今回の契約では、ウクライナ政府が売却益を環境保全対策に振り向けることを義務付けるとのこと。

日本政府も具体的な使途を検証する方針だそうだ。

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