川崎汽船は17日、2050年までの環境目標を発表しCO2排出量を11年比で半減させるなどの指針をまとめました。天然ガスやバイオ燃料と いった重油以外の燃料の利用や生態系の保護などの方針も取り入れました。中長期の環境目標を公表するのは同社として初めてです。海運業界で環境規制が強化されるこ とをにらみ、自主的な取り組みを進めます。

 北陸新幹線の金沢延伸で長野県内五つ目の新幹線駅ができる飯山市で、人間ドックに森林浴やヨガなどを合わせた「医療ツーリズム」が、首都圏在住者に人気です。延伸から1年間の利用予定者は、すでに前年の2倍に達しています。

 オーストラリアが推進していた再生可能エネルギー政策が、2年前の政権交代で180度転換し、先行き不透明になっています。「石炭派」のアボット首相のもと、温室効果ガスの削減目標の下方修正は必至。風力などの大型プロジェクトで投資引き揚げも相次ぎます。

cyclone-pam01.jpg 南太平洋のバヌアツを直撃した大型サイクロン「パム」 で、国連人道問題調整事務所(OCHA)は16日までに24人の死亡が確認されたと発表しました。首都ポートビラには各国からの救援チームが到着しているが、 多くの島では通信網が断たれ、3日たった16日現在も被害の全容は分かっていません。【写真はCNN】

 スーパーゼネコンの大成建設が、製造過程で発生するCO2の排出量を80%削減した「環境配慮コンクリート」に注力しています。セメントの代わりに、鉄鋼の製造工程で副産物として発生する「高炉スラグ」を活用しCO2を抑制。課題だった仕上がり表面が肌荒れする現象も、新開発した刺激剤でクリアしました。実際の工事で性能を確認済みで、同社は「エネルギー問題や地球温暖化問題の解決に貢献することが期待できる」として本格展開をにらんでいます。

 NIPPOは、環境に配慮した半たわみ性舗装を従来と同等のコストで急速施工する技術を開発しました。既製品と比べてCO2排出量を約53%削減した超速硬プレミックス材を用います。三菱倉庫の大井コンテナヤードにおける舗装改修工事に技術提案し、初採用されました。

 EU議会の環境委員会は、2015年2月24日、欧州排出権取引制度(ETS)を改革する新たな法案を承認しました。改革案は、排出枠の価格を支えるため市場にある余剰分を削減するもので、余剰分が一定の限度を超えると、一部が自動的に市場から引きあげられリザーブされる新たなメカニズムを提案しています。

 清水建設は、超環境型オフィスとして設計・施工し2012年に営業を開始した中央区京橋の本社ビルについて、国連のCDMプロジェクトを通じて創出・獲得した排出権によりカーボン・オフセットし、カーボン・ニュートラルを実現しました。自社創出のCDMクレジットを活用した大規模ビルのカーボン・ニュートラル化は国内初となります。

 航空業界でバイオ燃料導入への取り組みが世界的に進んでいます。航空輸送量が増え続ける中、欧米ではCO2排出量を減らそうと植物などが原料のバイオ燃料を使った旅客便も飛び始めていますが、日本では試験的な飛行が3回実施されただけです。「世界の流れに取り残されかねない」との危機感を背景に航空関係者の模索が続いています。

 環境省では、カーボン・オフセットガイドラインの作成に当たり、広く意見を集めるを目的として、意見の募集(パブリックコメント)を実施いたします。今回提出された意見等を踏まえ、カーボン・オフセットガイドラインを公開する予定です。

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